(VOVWORLD) -22日午前、北部山岳地帯ディエンビエン省の省都ディエンビエンフ市で、ベトナム赤十字協会中央委員会はディエンビエン省人民委員会と協力して、「人道的な旅 ・愛を与える」をテーマとした2024年の国家人道月間の開始式典を共催しました。
式典にはボー・ティ・アイン・スアン国家主席代行、バンコク駐在ICRC赤十字国際委員会の地域事務所のフェリックス・カサノバ・カンブロネロ副所長が出席しました。
今年の国家人道月間は、5月7日のディエンビエンフー作戦勝利70周年を記念するに合わせて、ディエンビエン省で開始されました。これは、何世代ものベトナム人が国の独立と自由のために犠牲を払った先人への感謝の気持ちを表明するほか、社会コミュニティで仁愛の精神を広める機会でもあります。過去6年間に実施された国家人道月間は、社会共同体に互いに助け合うという精神を広めてきました。
その結果、全国に住んでいる困窮者およそ550万人を支援するための3兆4千億ドン（約1億3千3百40万ドル）が集められました。式典で、ベトナム赤十字協会中央委員会のブイ・ティ・ホア会長は次のように語りました。
（テープ）
「人道月間が展開される際には年間で最も多くの人々が人道活動に参加し、年間で困難に直面している人々が最も多くの支援を受けられるようになりました。今年、ベトナム赤十字協会が展開している人道月間が、世界のいくつかの地域で数万人の女性と子供たちの命を脅かしている人道災害が発生している背景の中で行われるものです。そのため、今年の人道月間は人道、仁愛精神を広めるもので、非常に重要な意義があります」
2024年の国家人道月間の開始式典で、ボー・ティ・アイン・スアン国家主席代行は、近年、各レベルの赤十字協会が達成した成果を高く評価し、次のように強調しました。
（テープ）
「私は、ベトナム赤十字協会が新しい状況における要求と任務を満たすため運営活動の内容と方法を改革するよう提案します。各レベルの行政当局が、ベトナム赤十字協会と人道活動に関する党と政府の政策を適切に実施するとともに、各レベルの赤十字協会がその機能と任務を遂行できるように好ましい条件を提示するよう提案します。
私たちは、各機関、団体、国内外の支援者、および人民各層がベトナム赤十字協会と引き続き協力し、困難や苦難の状況にある人々をより効果的に支援し、団結と思いやりがあり、進歩的で文明的な社会コミュニティ構築に貢献するよう期待しています」
2024年の国家人道月間に応じて、この56日間で、人道活動のための資金を集めるために、およそ10万人が「仁愛の100万歩」というキャンペーンに参加してきました。このキャンペーンを通じて、北部山岳地帯にあるディエンビエン省、タイグエン省、ソンラ省に住む約1万6千人が総額140億ドン（約55万ドル）支援を受けました。